いのちの電話とは

いのちの電話をご存じですか?

現代の社会の中では、さまざまな悩みや不安、危機に直面しながら身近に相談できる相手がなくて絶望したり、生きる力を失いかけているような人々が少なくありません。

「いのちの電話」は、そういう孤独のなかにある人々に、所定の訓練を受け、専門家による実習指導などを受けたボランティア相談員が、電話を通じて話し相手となり、ともに考え、その人が再び勇気をもって生きていけるように支援することを目的とする、ボランティア活動です。

1953年、イギリスの1人の少女の自殺をきっかけに始まったこの運動は、ヨーロッパはもとより、シンガポール、フィリピン、韓国、中国などのアジア諸国、オーストラリア、カナダ、アメリカそしてロシアなどの東ヨーロッパ諸国へと広がり、現在、世界で40ヶ国以上、日本では外国語用の電話など50以上の「いのちの電話」が活動を続けています。

不安と孤独の中で心が沈むとき、
望みが断たれ途方にくれているとき、
生きる希望を失いそうになったとき、
どうぞ電話してください。
生きていく希望と意欲を取り戻せるよう、
一緒に考えましょう。
「いのちの電話」は心のダイヤルです。

鹿児島いのちの電話
相談専用電話 (099) 250-7000

年中無休、24時間、お電話をお受けいたします。

いのちの電話の約束ごと

  1. 相談員は電話内容の秘密を必ず守ります。
  2. 電話をかけるさい、ご自分の名前をおっしゃる必要はありません。
  3. 相談員は、特定の宗教、思想、信条、国籍、性別などに拘束されません。
  4. 相談は無料です。(電話代はかかります)

鹿児島いのちの電話では、2022(令和4)年4月1日から非通知でおかけになった電話からはつながらないシステムを導入することとなりました。
鹿児島いのちの電話には、毎日たくさんの相談電話が寄せられます。そのうち実際につながる電話は25着信のうち1着信程度と推定されます。少しでもかかりやすくするにはどうしたら良いかと検討してまいりました。その結果、非通知の電話には「いのちの電話」の趣旨に合わない電話が含まれることもあり、遠慮していただくことになりました。
いのちの電話の設立の意味を考えると、いつでも誰でもどこからでも一人で悩まず、かけていただきたいと思っています。特に危機的状況にある方がつながらず命を断つことのないようにとの思いが強く、非通知電話の制限をさせていただくことにいたしました。趣旨をご理解いただき、ご協力いただきます様よろしくお願いいたします。
今まで、非通知でお掛けになっていた皆さま、または気づかないうちに非通知になってしまっていた皆さまは、かける電話番号の前に「186」をつけて電話されるか、設定を変更していただきます様お願いいたします。
なお、個々の相談員が発信者番号を知ることはありません。